あけましておめでとうございます。放課後児童クラブ(学童保育所)運営支援より新年、2026年の挨拶を申し上げます。
運営支援ブログを訪れてくださった皆様、あけましておめでとうございます。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)運営者と働く職員をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」代表の萩原和也です。皆様に置かれましては、穏やかな新年をお迎えのことと存じます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
萩原より、2026年に向けての挨拶を申し上げます。
先ほど、初詣の大宮氷川神社から戻ってまいりました。今朝は残念ながら初日の出は拝めませんでしたが、寒さもさほどではない、穏やかな新年の朝となりました。氷川神社で試したおみくじは「吉」でした。いろいろな事象について、すべてOKの内容。わたしはまったく信心というものがない人間ですし大吉も凶も結局は自分自身の選択の結果にすぎないと考える性格ですが、それでも吉はうれしいですね。
2026年はどんな年になるのか、いやどんな年にしたいのか。問われるのは最後には自分自身の判断であり、態度であり、考えです。もっとも社会人、とりわけ法人の代表者として過ごしてきた年月がそれなりに長くなると、年単位のまとまりは「年度」で考えてモノサシを動かすので、1月1日というのは実はさほど区切りを迎えたという緊張感は生まれない、それはもう3月末日や4月1日の緊張感に比べれば非常に少ないのではありますが、そういえば2025年9月1日付で個人事業主として、あい和社会保険労務士事務所を開業したので、そちらは年単位でのモノサシですね。これからは、年間と年度の両方のモノサシで考えていかねばなりませんね。
2026年の目標(おそらく2026年度の目標も同じか、若干の修正や追加があるでしょう)を公表します。
1 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援の最重点目標である「児童クラブで働く人の待遇改善、所得向上」に関して、少しでも実現に近づけるように種々の活動を行い続けます。児童クラブでの仕事が、一生続けられる仕事に一日でも早く近づけるように努力します。
2 運営支援の活動の意義を1人でも多くの人に知っていただけるよう、認知の広がり、周知広報に努めます。萩原和也という個人の知名度、発信力を、もっともっと強化します。とにかく「目立つ」ことに努めます。社会インフラとなっている児童クラブの重要性を少しでも社会に知っていただけるよう発信を続けます。
3 2026年12月25日から始まる、いわゆる日本版DBS制度に関して、放課後児童クラブの世界が順応できるように様々な支援を提供します。この制度は児童クラブに関して非常に厳しい制度であり、広域展開事業者だけが利を得られる制度になっています。なぜならば、この制度に対応が難しい地域に根差した良心的な児童クラブ運営事業者が事業の廃業に追い込まれる事態につながる可能性が非常に高いということです。運営支援は日本版DBS制度に対応できるよう児童クラブ運営事業を実務的に支えていきます。
4 日本版DBS制度時代の児童クラブを生き残るためには「事業者の持つパワー」が必要です。資金も人材も多ければ多いほど有利です。地域に根差した良心的な児童クラブ運営事業者が日本版DBS制度時代を生き残るための「合併、合体」を強力に呼びかけ、保護者が運営責任を負う児童クラブでは日本版DBS制度にまったく適合できないことの理解を広めて児童クラブ業界の大改革の必要性を訴え続けます。
5 放課後児童クラブ関係の種々の事業、研修や教育あるいは広報宣伝を引き受け、現場で頑張る職員、運営に汗を流す運営者の皆様を支えます。とりわけ、社会保険労務士の専門分野である労務管理、事業経営支援の点で児童クラブを支えます。
2026年は、断言しますが、間違いなく放課後児童クラブの世界に大激変の年となります。日本版DBS制度に初年度から対応できる事業者は自治体はともかく、大手の広域展開事業者ぐらいか、もしくは危機意識が強い数少ない運営事業者ぐらいでしょう。しかし世間、一般社会の認識はごく単純ですから、日本版DBS制度への対応をモタモタしていると、「どうしてすぐに認定されないの? 何か前科がある人を雇っているなど都合が悪いことでもあるから手続きを進めていないのでは?」という疑念をすぐに持たれるでしょう。たくさんの業務量があるとか人事雇用面の問題の調整がついていないとか、そういうことは外部の保護者や市民、国民にはなかなか分からないからです。結果的に日本版DBS制度に対応することを明確にしなければ、いずれ、納税者であり有権者である保護者からの疑問や疑念をもとに、児童クラブ運営から退場を迫られることは明白となるでしょう。
その結果として、どういう企業や団体が児童クラブ業界でその市場を大幅に占めることとなるのか。その帰結としてこどもへの育成支援の質が確保、維持できるのかどうか。わたくし萩原は、極めて憂慮すべき事態がやってくるという予測しかできません。
これは児童クラブの運営に関わる人、児童クラブで働く人、児童クラブの業界団体に関わる人たちすべてに突きつけられる、恐ろしい刃です。刃は実はもう見えているのに、見ようとしないとか、「そんなの怖くない」と信じているとか、「あれはわたしたち児童クラブを守ってくれる守護の刃なのだ」と歓迎しているのか、いずれにしても、いつかはその刃が自らを追いつめることをまったく予想していないと、わたくしには残念でなりません。
日本版DBS制度は確かにこどもを卑劣な性暴力の魔の手から守るための制度として期待されつつあります。しかしそれは万能の制度ではないことが、世間に伝わっていないようですね。例えて言えばせいぜい、腹に巻いている薄い鉄でできた鎧のようなもので、顔も首も頭も手足もむき出し。鎧といったって矢で射られれば容易に貫通してしまう程度の防御力しかありません。
なぜでしょうか。性犯罪の中でも再犯のリスクを排除するだけであって、その再犯も「裁判で有罪となった」人だけです。なるべく公にしたくないという犯罪の性質から示談を進めて起訴猶予となった案件は有罪判決を受けていないのですから日本版DBS制度では把握できません。そもそもほとんどが初犯なのです。しかし残念ですがこの制度、「前科のある人を現場から排除するからもう安心」と思われています。違います。初犯を起こさない体制整備こそ重要です。しかしそのための必要な措置はとても小さな事業者では手に負えない。まして児童クラブで新たに働こうと考えた人に課せられる種々の必要手続きはとても児童クラブで一般的な賃金対価とはつりあわないほどの多量であって、求人応募者が他の業界の求人応募に変更を決めるには十分すぎるほどの険しさを持っています。もちろん認定事業者にならなければ今まで通りの採用ができますが、それは社会全体がきっと許さないであろうことは先に述べた通りです。
進むも退くも厳しい道になったのが、日本版DBS制度の児童クラブです。しかし理念としてこの制度が必要であるということは国民の総意であると言わざるを得ません。国会で全会一致の賛成で成立した法律に基づくものですから。ただ、改めて言いますが、日本版DBS制度は児童クラブの、そのまた地域に根差した良心的な児童クラブ運営事業者にとってはとても困難な制度であるだけで、児童クラブ運営事業者でも運営するクラブを何百も抱える大きな事業者にとっては、朝飯前とは言いませんが午前中で終わらせられる仕事程度の難易度に過ぎないでしょう。ニッチな世界のそのまたニッチで徐々に衰退気味である分野の、その衰退のスピードを増す程度のことにすぎない問題なのです。
ですが、運営支援は、児童クラブで働く人の味方であり続けます。こどもと保護者、職員を大事にしたい児童クラブ運営事業者を支え続けたいと誓っています。児童クラブで働く人の立場が困難になりかねない日本版DBS制度であるなら、いかにしてその困難を軽減できるかに尽力します。日本版DBS制度は国が決めたことですし、社会全体が望んでいる方向性である以上、この制度を受け入れつつ、この難関をチャンスに変えることです。児童クラブで働く人の立場が脅かされることなく児童クラブで働くことが一生続けられる仕事であるように大きく変わっていくチャンスとしたいのです。いずれ制度も改善はされていくことでしょう。実務家として直面した児童クラブに関する日本版DBS制度の難点については改善を求めて声を上げていくことを約束します。制度が変わるには何年かかるか分かりませんので、その間においても、この制度を利用してさらに市場を拡大できる好機が到来した大きな広域展開事業者によって地域に根差した良心的な児童クラブ運営事業者が圧倒されることがないように、地域によって立つ児童クラブを支えていくことを運営支援は目指します。
日本版DBS制度に関して具体的な手続きに関する指南や支援は、行政書士やその他の専門家の先生方に担っていただければ良いでしょう。わたくし萩原そして運営支援は、日本版DBS制度時代に求められる児童クラブ運営のあり方を、児童クラブの世界と一緒に考え、支えていくことに全力を尽くします。日本版DBS制度の児童クラブに必要なルールの整備や運用の指南などで児童クラブを支えていく2026年でありたいと考えています。
2026年も、運営支援はチャレンジャーとして児童クラブの世界の更なる発展に尽くします。それにはぜひとも皆様からの応援、具体的にはお仕事の依頼が必要です。ぜひとも運営支援に、どんなことでもご用命ください。それが一緒になって児童クラブの世界を発展につなげていくことですから。
どうぞよろしくお願いいたします。
2026年1月1日
一般社団法人あい和学童クラブ運営法人 代表理事
あい和社会保険労務士事務所 社会保険労務士
萩原和也
(お知らせ)
<社会保険労務士事務所を開設しました!>
2025年9月1日付で、わたくし萩原が社会保険労務士となり、同日に「あい和社会保険労務士事務所」を開業しました。放課後児童クラブ(学童保育所)を中心に中小企業の労務サポートを主に手掛けて参ります。なお、放課後児童クラブ(学童保育所)に関して、労働関係の法令や労務管理に関すること、事業に関わるリスクマネジメント、生産性向上に関すること、そしていわゆる日本版DBS制度に関しては、「あい和社会保険労務士事務所」を窓口にして相談や業務の依頼をお受けいたします。「あい和社会保険労務士事務所」HP(https://aiwagakudou.com/aiwa-sr-office/)内の「問い合わせフォーム」から、ご連絡のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」は、引き続き、放課後児童クラブ(学童保育所)の一般的なお困りごとや相談ごとを承ります。児童クラブの有識者として相談したいこと、話を聞いてほしいことがございましたら、「あい和学童クラブ運営法人」の問い合わせフォームからご連絡ください。子育て支援と児童クラブ・学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と児童クラブ・学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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New! いわゆる日本版DBS制度を専門分野の1つとして事業者の取り組みを支えたいと事業活動を始めた新進気鋭の行政書士さんをご紹介します。「行政書士窪田法務事務所」の窪田洋之さんです。なんと、事務所がわたくしと同じ町内でして、わたくしの自宅から徒歩5分程度に事務所を構えられておられるという奇跡的なご縁です。窪田さんは、日本版DBS制度の認定支援とIT・AI活用サポートを中心に、幅広く事業所の活動を支えていくとのことです。「子どもを守り、あなあたの事業も守る。」と名刺に記載されていて、とても心強いです。ぜひ、ご相談されてみてはいかがでしょうか。お問い合わせは「日本版DBS導入支援センター | 行政書士窪田法務事務所」へどうぞ。
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(ここまで、このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)

