3分30秒で読めます! 運営支援ブログ&社労士ブログの短縮版(2025年11月30日~12月6日)
「一般社団法人あい和学童クラブ運営法人」と「あい和社会保険労務士事務所」では、それぞれ「運営支援ブログ」と「社労士ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年11月30日から12月6日までに掲載した両ブログ(運営支援ブログ、社労士ブログ)の内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日のブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
※New! 「放課後児童クラブ(学童保育所」)用語辞典・運営支援版の掲載を始めました。運営支援の独断と偏見による、運営支援流の「児童クラブの業界でよく使われることば」の紹介です。「児童クラブでのあそび」について現場の支援員や保護者の皆様からの投稿をお待ちしています。弊会までメールでお送りください。
※基本的に運営支援ブログと社労士ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(ただし放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
・2025年11月28日に作った、激安の「あさりとムール貝のパスタ」です。ぜひ試してみてください。もちろん激安材料だけ。萩原の自宅から車で10分ほどのところあるスーパーベルクス。東大宮店で買ったムール貝の冷凍むき身が売っているんですね。1パック200円前後。さらに冷凍あさりのむき身はそれより20~30円ほど安く売っています。今回は、この冷凍のムール貝むき身を使いました。冷凍あさりのむき身は業務スーパーで購入したもの。形が崩れているのも多いですが関係ないです。食えます。(11月30日掲載・運営支援ブログ身辺雑記)
・埼玉県入間市の放課後児童クラブを運営する事業者を選ぶ公募型プロポーザルで、埼玉県北本市で児童クラブを運営するNPO法人が多くの地域で最優秀提案者に選ばれました。公募を多く経験してきている広域展開事業者が圧倒的に児童クラブの運営者として選ばれやすいのが児童クラブの公募そのものですが、地域に根差した保護者運営を由来とする北本のNPO法人が広域展開事業者に競り勝った地区も複数あります。快挙です。北本のNPO法人は、指定管理者を公募で決めるプロセスを地元で経験したことが強みになったことでしょう。(12月1日掲載・運営支援ブログ)
・国が総合経済対策をとりまとめました。こども家庭庁も保育所や児童養護施設等における物価高対応のための支援として、保育所やこども園は1施設10万円、児童クラブは1支援の単位あたり5万円の補助を決めました。額は「ゼロが1つ足りない」と、運営支援は残念に思います。この5万円の支援ですが、複数年で運営の契約をしている児童クラブ事業者にも、この5万円が届くように国は自治体に方針を強く示すことが必要です。3年や5年の契約で業務委託料や指定管理料を決めている場合、当初の決定額を頑として変えない自治体があります。児童クラブの交付金の額は年々増額しているのに、当初の決定額の時に算定した交付金の額のままでスライドさせないなんて、わたくしからいわせればとんでもない暴論であり、ありえません。(12月2日掲載・運営支援ブログ)
・2026年12月25日から、こども性暴力防止法が施行され、いわゆる「日本版DBS制度」がスタートします。マスメディア、報道機関はおそらく1年前のタイミングで日本版DBS制度について報道することがあるでしょう。その特集記事では多角的にこの制度を取り上げていただきたいと運営支援は期待します。とりわけ、こどもに関わる業界の中では目立たない存在である、放課後児童クラブの世界がこの制度でどのような影響を受けるのかについて、ぜひとも取り上げていただきたいと願っております。まずこの日本版DBS制度は、新たに児童クラブで働いてもいいよ、という人に大きな関門として立ちはだかる可能性が極めて高いと、わたくしは考えます。それは、この制度を受け入れることにした児童クラブ(=認定事業者となった企業や法人、団体が運営する児童クラブ)で働こうと考えた人にとって、過去にもちろん特定の性犯罪の前科がない人でも、「戸籍情報の入手、提出」という、とても手間ひまがかかる作業が必要となるからです。夏休みの間、数回だけアルバイトとして働くことを考える人でも、週に1回だけ児童クラブで働いていいいかなと考えている人でも、等しく変わりありません。(12月3日掲載・運営支援ブログ)
・いわゆる日本版DBS制度は、大義名分として「こどもを卑劣な性暴力、性犯罪から守る」という仕組みです。こどもの生活の場である児童クラブが、この日本版DBS制度を導入しないということは、世間一般から理解されにくいと考えるのが自然です。その1つの答えが、埼玉県入間市の公募に、こども性暴力防止法の対応を求めることが仕様書に盛り込まれたことです。事実上、日本版DBS制度を導入することを児童クラブ運営事業者に義務付けることです。市区町村が日本版DBS制度を導入することを前提としている事業者だけを児童クラブ運営者を決める公募の参加要件にすることは当然のことであるという意識を持つことが欠かせません。認定事業者でなければいずれは公の事業である放課後児童クラブの運営を決める公募に参加できなくなる、という認識を持つことが必要なのです。(12月4日掲載・運営支援ブログ)
・日本版DBS制度は「ひと」に関わる要素が極めて大きい制度です。性犯罪を起こすのは人ですから、人を相手にした制度であることは言うまでもありません。そしてその「ひと」ですが、こどもと関わる業務、労働をしている人です。つまり労働者ですから、労働関係において、極めて大量の課題、難題が待ち受けている制度でもあります。この点、日本版DBS制度においては、「総合的かつ法律関係」では弁護士が、「日本版DBS制度の申請手続きや事業者内での制度設計」は行政書士が、「日本版DBS制度に対応した労務管理、就業規則や各種規程の策定(支援)」は社会保険労務士が、それぞれ専門家として関わることが強く期待されるものです。(12月5日掲載・運営支援ブログ)
・こども家庭庁は、放課後児童クラブにある3つの補助事業の活用具合を調べて結果を公表しました。その中で、「放課後児童支援員等処遇改善等事業」は実施状況が452自治体(27.7%)、「放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業」は実施状況が508自治体(31.1%)しか活用されていませんでした。たった3割前後の補助事業はもう止めましょう。基本的な運営費の補助単価額を引き上げればよいだけの話です。(12月6日掲載・運営支援ブログ)
※放課後児童クラブに興味関心のある専門職同士で交流し、意見交換し、情報共有する場として、(仮称)「学童保育が好きな士業の会」を立ち上げました。年内にオンラインによる初回会合を目指します。ぜひゆる~く、参加してみてください。会合に関する情報は弊会ブログ記事を時々参照することでご確認くださいませ。年内に第1回会合を開催しましょう。(2025年9月25日から告知記事掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、最後となる埼玉県蕨市まで到達し、1巡目が終了しました。2025年9月から2巡目に突入しています。2巡目の確認事項は特設ページで順次、掲載していきます。また、2巡目の調査で新たに確認したデータは、1巡目の投稿記事に反映させていきます。更新頻度がかなり遅くなっています。ご了承ください。
※ここまで3分半!
(お知らせ)
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
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New! ※当運営支援ブログにも時々登場する、名古屋の弁護士、鈴木愛子氏による「子どもが行きたい学童保育」(高文研)が発売されました。放課後児童クラブのあり方とその価値、本質が、具体的な事例に基づいて紹介されています。放課後児童クラブ、学童保育に関わるすべての方に読んでいただきたい、素晴らしい本です。とりわけ行政パーソンや議員の方々には必読と、わたくし萩原は断言します。この運営支援ブログを探してたどり着いた方々は、多かれ少なかれ児童クラブに興味関心がある方でしょう。であれば、「子どもが行きたい学童保育」をぜひ、お求めください。本には、児童クラブに詳しい専門家の間宮静香氏、安部芳絵氏のこれまた的確な解説も併せて収録されています。本当に「どえりゃー学童本」が誕生しました!
(https://amzn.asia/d/3QWpbvI)
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
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「あい和社会保険労務士事務所」は、放課後児童クラブ事業者様の経営の改善、事業運営の効率化、また児童クラブで働く人たちや運営に関わる保護者(会)の雇用労働条件や運営ノウハウのより良い改善のために、専門的な見地で助言、アドバイスを行います。また、中小企業様の労務関係の改善にご尽力いたします。児童クラブの方、埼玉県内の中小企業の方はぜひとも顧問契約をご検討ください。
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。この運営支援ブログも投稿記事数が1,200を超えました。選りすぐりの投稿を出版してくださる出版社さん、どこかにいらっしゃいませんかね。マニアックなブログですが連日、数百から1,000前後の閲覧はありますよ!)
