3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年8月17日~8月23日)

 あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年8月17日から8月23日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。なお、8月25日(月)のブログ更新は休みとなります。ご了承ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
 (おしらせ)弊会代表萩原が2025年9月1日付で社会保険労務士の登録を埼玉県社会保険労務士会(大宮支部所属)で行い、同日付で「あい和社会保険労務士事務所」を自宅住所にて開設いたします。これに合わせて、9月以降、当ホームページのリニューアルを行います。あい和学童クラブ運営法人のページと、あい和社会保険労務士事務所のページの2本立てになる予定です。

・2026(令和8)年度の放課後児童クラブの利用に関して情報をホームページに掲載する自治体が現れました。2026年4月から児童クラブを利用したいと考えている保護者さんは、毎日ではなくとも、せめて毎週1回はお住いの自治体のHPをチェックする、あるいは市区町村から配布される広報紙をチェックして、入所申請の書類の入手方法や提出時期、提出場所を必ず確認しましょう。9月になれば相次いで住んでいる地域の自治体のHPに児童クラブの入所について情報が掲載されると思ってよいでしょう。これから1か月はしっかりと情報を自分からキャッチしていく姿勢でいましょう。(8月18日掲載)

・秋は、配属先のクラブにて夏休みを通じて関わってきたこども(そして保護者)に関して、実践とそれに対する洞察、夏休み前に(間違いなく)立てた「こどもの状況に関する見立てと、その見立てに対応する手立て」を、夏休み期間の実践を経て「振り返る」機会として、フルに活用するべき季節です。事業者全体として、秋は「育成支援の質を深める研修」を設定するべきでしょう。外部の研修もいろいろありますが、まずは事業者内部で、職員をしっかりと育成する姿勢をもってこそ、外部の研修をより活用できるというものです。内部と言っても、内部つまり雇用している職員だけで終わらせるのではなく、外部の専門家を個別に招いて行う形の内部研修であれば、第三者的な視点が研修に持ち込まれるので、有益です。(8月19日掲載)

・<運営支援ブログ・ミニその15> 夏休みが終わると放課後児童クラブ(学童保育所)は、小さな別れの季節。夏休みが終わると児童クラブを退所、退会するこどもが増えます。辞めずに残るこどもに、寂しさが募ることもあります。仲良しがいなくなっちゃうのは寂しいですから。職員にとっても関わってきたこどもが辞めるのは寂しいものです。(8月20日掲載)

・群馬県高崎市が出資する一般社団法人が放課後児童クラブ(学童保育所)の運営に関わるとの報道がありました。運営委員会が多い市内の保護者運営系の児童クラブの事業運営を継承する役割を果たします。保護者運営系の児童クラブで、細々と受け継がれてきた「学童文化」を継続できる打開策になるものと、運営支援は期待しています。上下2回の「上」です。(8月21日掲載)

・群馬県高崎市が出資する一般社団法人が放課後児童クラブ(学童保育所)の運営に関わる件の上下2回の「下」です。この新法人を経営し、事業運営に責任を持つ人は専従であるべきです。保護者の兼務、ボランティアでは、事業運営にとって不利です。しかしもっと大事なことがあります。新法人の役員、責任者には、「公の事業を担っているという使命感、倫理観と、公のために奉仕するという責任感を強く認識して、その使命に従ってほしい」ということです。「自分たちの都合に、自分たちの欲望に、流される形の児童クラブ運営は、してはならない」ということです。社会インフラとして子育て世帯の日々の生活を支え、そのことで地域社会、自治体を支えるという重責(にしては薄給なのはなんとかせねば!)を踏まえた経営、運営が必要だということです。(8月22日掲載)

・放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ16「学童業界、困った集」として以下の点を取り上げました。
<その66:ギュウギュウ詰めで困った!>
<その67:児童クラブに入れなくて困った!>
<その68:児童クラブで働いてくれる人が足りなくて困った!>
<その69:親が児童クラブに無理やり行かせるので困った!>
<その70:児童クラブの利用を始めた親なんですが、もっと忙しくなって困った!>
(8月23日掲載)

〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年8月17日から8月23日まで23の市区町村を紹介しました。ついに1700を越えました。あと一息です。終わり次第パワーアップした二巡目に突入します。(紹介済み1,724市区町村/全1,741市町村)
沖縄県与那原町
山形県米沢市
沖縄県読谷村
青森県蓬田村
埼玉県寄居町
鹿児島県与論町
北海道羅臼町
北海道蘭越町
埼玉県嵐山町
岩手県陸前高田市
北海道陸別町
北海道利尻町
北海道利尻富士町
滋賀県栗東市
宮城県利府町
滋賀県竜王町
茨城県龍ケ崎市
北海道留寿都村
北海道留萌市
熊本県苓北町
北海道礼文町
青森県六戸町
青森県六ヶ所村

(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
 弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
 佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
 児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
 もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)

※新着情報はここまで

〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
 放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。

 放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
 さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
 この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。

 「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。

 日本版DBSについて、しっかり学びたい方へ。
 日本版DBSについて。通称「こども性暴力防止法」によって導入される制度です。こどもに関わる分野の業種に性暴力抑止の体制構築を求め、従事しようとする者やすでに従事する者に対しては特定の性犯罪の前歴を確認する制度。こどもに関わる職に就くものは自分自身が、すでにこどもに関わる職に就いている者は事業者と従事者が特定の性犯罪の前歴を確認することになります。この制度はとても複雑で難解ですので、専門家が発信している解説や情報をご参照ください。
 法律的な観点で日本版DBS制度について問題点等を指摘、解説している弁護士の鈴木愛子氏のブログ「弁護士aikoの法律自習室」。お勧めです。
(https://ameblo.jp/aikosuzuki-law/)
 鈴木弁護士は、弁護士の三輪記子氏のYouTubeチャンネルで、日本版DBS制度についてゲスト解説されています。シリーズで掲載されますのでこちらもお勧めです。(https://www.youtube.com/@MiwaFusako_B)
 複雑で難解な日本版DBS制度には膨大な手続きが必要です。日本版DBS制度の解説と、必要となると想定される種々の対応については、行政書士で「一般社団法人こども性暴力防止ネットワーク」代表理事の戸田大介氏のnoteが大変参考となります。必見、お勧めです。
(https://note.com/firm_parrot4575)
 放課後児童クラブで運営に関わる立場の方や職員の方はぜひ、鈴木氏のブログと、戸田氏のnoteをご確認ください。必見です。

(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)

投稿者プロフィール

萩原和也