3分30秒で読めます! 先週の運営支援ブログ・短縮版(2025年7月13日~7月19日)
あい和学童クラブ運営法人は「運営支援ブログ」で、放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)全般に関して提言や意見を行っています。2025年7月13日から7月19日までに掲載したブログの内容をご紹介します。興味がそそられるテーマがございましたら、ぜひその日の弊会ブログをご高覧ください。
※放課後児童クラブを舞台にした、人間ドラマであり成長ストーリーの小説「がくどう、 序」が、アマゾンで発売中です。ぜひ手に取ってみてください! (https://amzn.asia/d/3r2KIzc)
※基本的に運営支援ブログでは、学童保育所について「放課後児童クラブ」(略して児童クラブ、クラブ)と記載しています。放課後児童クラブはおおむね学童保育所(放課後児童健全育成事業を行っている施設に限る)と同じです。
※運営支援ブログは、投稿数1,000記事を超えました。放課後児童クラブ(いわゆる学童保育所)について知りたいことは、運営支援ブログにお任せください!
・国がまとめた「国民生活基礎調査」によると、子どもがいる世帯で働いている母親が全体の8割を超えました。同調査では、「児童のいる世帯における母の仕事の状況の年次推移」がグラフで紹介されています。
2024年(令和6年)は「仕事あり」が80.9%でした。よって「仕事なし」=専業主婦が19.1%になりますね。
内訳は、正規の職員・従業員が34.1%、非正規の職員・従業員が36.7%、その他が10.1%でした。ちなみにその他は、役員や自営業、内職や分類不明の方を指す、とのことです。100世帯あれば80世帯は保護者が働いているといえます。この「児童のいる世帯における母の仕事の状況の年次推移」では2004年(平成16年)は「仕事あり」が56.7%でした。よって「仕事なし」=専業主婦が43.4%になりますね。内訳は、正規の職員・従業員が16.9%、非正規の職員・従業員が26.2%、その他が13.6%でした。
100世帯あれば56世帯が、母親が働いているということです。この結果だけでも、母親が働いている世帯はとても増えた、ということが分かるでしょう。それは児童クラブのニーズが年々高まっている、ということを示すのです。(7月14日掲載)
・ 川崎市が、放課後全児童対策事業の「わくわくプラザ」で夏季休業期間中に昼食を提供すると報じられました。児童クラブの昼食提供は、もはや、あって当たり前。 「夏休みの昼食提供は、あって当然」から、その内容が問われることになります。値段の高い弁当の宅配を導入して「はいおしまい」ではありません。 次は、質(中身を選択できること、給食センター活用などで温かい食事は温かいままで提供できる等)と値段(500円、600円は高すぎる。応能負担か、さもなければ一律300円程度)で、昼食提供制度を利用しやすくすることです。(7月15日掲載)
・<運営支援ブログ・ミニその11> 夏の不思議! 放課後児童クラブ(学童保育所)の「夏休み料金」の設定はなんでバラバラなの?地域によって児童クラブの事業形態が異なっているとはいえ、夏休み以外の時期と比べて利用料が3割増しの地域があれば2倍を超える地域もあります。朝から夜まで児童クラブを開所するという大幅な事業形態の変化のため、安定した事業運営を続けるために必要な徴収額の変化なのでしょうが、地域ごとにこんなに差があるのはやっぱり不思議です。児童クラブの運営の複雑怪奇さが、事実としてありますね。(7月16日掲載)
・「児童クラブにおける職員外出問題」とは、勤務時間中にクラブ職員が業務上の必要性でクラブを外出すること、です。「なんだ、業務上で必要なら外出ぐらいするでしょ。はい終わり」ではないんですね。というのも、「そもそもその外出は必要なの? 外出しないで済ませることができませんか?」ということと、「外出するのは構わないとして、必要な時間だけで済ませているの?」という2点があるんですね。労務管理や職員の労働災害時の対応、事業所の義務である職員の安全確保義務との関係、そして職場環境の向上の点でも、この外出問題はしっかりと考えねばなりません。 (7月17日掲載)
・<運営支援ブログ・ミニその12> 放課後児童クラブ(学童保育所)の大問題「学童が無法地帯」。こどもだけが原因ではない。無法地帯となった児童クラブが、どうしてそうなったのか。それは多くの場合は、大人がヘマをしているので、とりわけ運営が失態を重ねているのでこどもたちが当たり前に反発するのです。育成支援の本旨を理解せず、場当たり的に支援、援助を適当にその日暮らしで行っているようなクラブでは、こどもが荒れて当然です。(7月18日掲載)
・ 放課後児童クラブ(学童保育所)を利用する人、職員へのヒント。「児童クラブのトリセツ」シリーズ14は「夏の学童のお仕事」!
<その56:夏休みの児童クラブ、学童保育のアルバイトやパートは、どんな仕事の内容になりますか?>
<その57:児童クラブのアルバイト、パートに向いているかどうか不安です>
<その58:実は、こどものことがそれほど大好きではありません。それでも児童クラブでのバイトはできますか?>
<その59:これだけはダメというのがあったら教えてください>
<その60:実際に現場で働くうえでの、注意点はありますか?>
(7月19日掲載)
〇2024年3月19日から始めた全国放課後児童クラブデータベースですが、2025年7月13日から7月19日まで6の市区町村を紹介しました。1,600に到達しました。(紹介済み1,625市区町村/全1,741市町村)
北海道八雲町
埼玉県八潮市
滋賀県野洲市
鳥取県八頭町
長野県泰阜村
島根県安来市
(ここまで3分30秒)
ご存じの方がおられたらご教示を。このブログは、ワードプレスを利用していますが、文章や文字をコピーしようとマウスでドラッグしたとき、色が反転しなくなってしまいました。ドラッグした範囲が一目でわかるように反転なり、色が付くようにするには、どうしたらいいのでしょうか。教えてください!
(お知らせ)
<新着情報!> 2025年6月から放課後児童クラブ(学童保育所)の新規設立と日本版DBS制度への対応に際してご相談者様、ご依頼者様からのニーズに万全対応を期すべく「イオリツ行政書士事務所」(佐久間彩子代表)と、業務上において連携することと致しました。
弊会に寄せられた児童クラブ新規設立のご相談、ご要望に際しては、児童クラブ全般の説明や業務設定の支援を弊会にて行い、クラブ設立に関する具体的な相談や手続きにつきましては、イオリツ行政書士事務所にて対応となります。また、日本版DBS制度につきましては、弊会は事業者の労務関係面の対応助言や必要規程の整備を担当し、イオリツ行政書士事務所が制度の説明や、認定事業者を得るための具体的な手続きの説明や代行面を担当いたします。
佐久間氏は、「日本一、学童保育に詳しい行政書士を目指す」として2025年度から事業を開始された気鋭の行政書士です。児童クラブに関しても豊富な知識を有しており、また実際に保護者運営系の児童クラブの利用者であり運営にも関わっておられるので、児童クラブに関する業務についてはまさに最適任です。
児童クラブの新規設立や運営主体の変更の手続き、また日本版DBS制度の全般的な相談には、ぜひとも「イオリツ行政書士事務所」まで、お問い合わせいただけますと幸いです。
「イオリツ行政書士事務所」(https://office-iolite.com/)
代表者:佐久間 彩子(さくま あやこ)
所在地:〒231-0048 神奈川県横浜市中区蓬莱町2-6-3 KOYO関内ビル406
もちろん、イオリツ行政書士事務所は日本版DBS制度についてきめ細やかな事業者様のサポートが可能です。
・認定取得に向けた申請書類の整備/相談
・導入/管理体制の構築、運用のサポート
・職員/保護者向けの説明サポート
・制度や法令に関する最新情報の提供
・就業規則等の整備、労務関係面の対応助言(弊会も連携して対応いたします)
日本版DBS制度についてのご相談は、弊会並びにイオリツ行政書士事務所まで、ぜひご相談ください。(https://dbs.office-iolite.com/)
※新着情報はここまで。「お得情報」が下にあります!
〇弊会は、次の点を大事に日々の活動に取り組んでいます。
(1)放課後児童クラブで働く職員、従事者の雇用労働条件の改善。「学童で働いた、安心して家庭をもうけて子どもも育てられる」を実現することです。
(2)子どもが児童クラブでその最善の利益を保障されて過ごすこと。そのためにこそ、質の高い人材が児童クラブで働くことが必要で、それには雇用労働条件が改善されることが不可欠です。
(3)保護者が安心して子育てと仕事や介護、育児、看護などができるために便利な放課後児童クラブを増やすこと。保護者が時々、リラックスして休息するために子どもを児童クラブに行かせてもいいのです。保護者の健康で安定した生活を支える児童クラブが増えてほしいと願います。
(4)地域社会の発展に尽くす放課後児童クラブを実現すること。市区町村にとって、人口の安定や地域社会の維持のために必要な子育て支援。その中核的な存在として児童クラブを活用することを提言しています。
(5)豊かな社会、国力の安定のために必要な児童クラブが増えることを目指します。人々が安心して過ごせる社会インフラとしての放課後児童クラブが充実すれば、社会が安定します。経済や文化的な活動も安心して子育て世帯が取り組めます。それは社会の安定となり、ひいては国家の安定、国力の増進にもつながるでしょう。
放課後児童クラブ(学童保育所)の運営支援は、こどもまんなか社会に欠かせない、あらゆる児童クラブを応援しています。
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弊会代表萩原ですが、2024年に行われた第56回社会保険労務士試験に合格しました。これから所定の研修を経て2025年秋に社会保険労務士として登録します。登録の暁には、「日本で最も放課後児童クラブに詳しい社会保険労務士」として活動できるよう精進して参ります。皆様にはぜひお気軽にご依頼、ご用命ください。また、今時点でも、児童クラブにおける制度の説明や児童クラブにおける労務管理についての講演、セミナー、アドバイス、メディア対応が可能です。ぜひご連絡ください。
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放課後児童クラブについて、萩原なりの意見をまとめた本が、2024年7月20日に寿郎社(札幌市)さんから出版されました。本のタイトルは、「知られざる〈学童保育〉の世界 問題だらけの社会インフラ」です。(わたしの目を通してみてきた)児童クラブの現実をありのままに伝え、苦労する職員、保護者、そして子どものことを伝えたく、私は本を書きました。学童に入って困らないためにどうすればいい? 小1の壁を回避する方法は?どうしたら低賃金から抜け出せる?難しい問題に私なりに答えを示している本です。それも、児童クラブがもっともっとよりよくなるために活動する「運営支援」の一つの手段です。どうかぜひ、1人でも多くの人に、本を手に取っていただきたいと願っております。注文はぜひ、萩原まで直接お寄せください。書店購入より1冊100円、お得に購入できます!大口注文、大歓迎です。
さらに運営支援からの書籍第2弾として、放課後児童クラブを舞台にした小説「がくどう、序」を発売しました。埼玉県内の、とある町の学童保育所に就職した新人支援員が次々に出会う出来事、難問と、児童クラブに関わる人たちの人間模様を、なかなか世間に知られていない放課後児童クラブの運営の実態や制度を背景に描く小説です。新人職員の成長ストーリーであり、人間ドラマであり、児童クラブの制度の問題点を訴える社会性も備えた、ボリュームたっぷりの小説です。もちろんフィクションですが、リアリティを越えたフィクションと、自信を持って送り出す作品です。残念ながら、子どもたちの生き生きと遊ぶ姿や様子を丹念に描いたハートフルな作品ではありません。大人も放課後児童クラブで育っていくことをテーマにしていて、さらに児童クラブの運営の実態を描くテーマでの小説です。児童クラブの運営に密接にかかわった筆者だからこそ描ける「学童小説」です。ドラマや映画、漫画の原作にも十分たえられる素材だと確信しています。
この2冊で、放課後児童クラブの世界をかなり知ることができると運営支援は自負しています。とりわけ、2026年12月までに始まる、いわゆる日本版DBS制度において、放課後児童クラブと関わりができるであろう弁護士や社会保険労務士、行政書士といった各士業の方々には、放課後児童クラブの世界を知るにはうってつけの書籍となっています。他の業種、業態とかなり異なる、ある意味で異質の業界である児童クラブについて知ることができる、運営支援からの2冊を士業の方々には、ぜひご活用ください。
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「あい和学童クラブ運営法人」は、学童保育の事業運営をサポートします。リスクマネジメント、クライシスコントロールの重要性をお伝え出来ます。子育て支援と学童保育の運営者の方、そして行政の子育て支援と学童保育担当者の方、議員の方々、ぜひとも子どもたちの安全と安心を守る場所づくりのために、一緒に考えていきましょう。セミナー、勉強会の講師にぜひお声がけください。個別の事業者運営の支援、フォローも可能です、ぜひご相談ください。
☆(お得情報!)
(放課後児童クラブのエアコン機器の点検と清掃を考えている方に朗報です。弊会をバックアップしてくれている、埼玉県上尾市の「SVシステム株式会社」(埼玉県上尾市の電気・空調設備施工管理会社|点検・修理・メンテナンス|SVシステム株式会社)が、「児童クラブ限定」で、格安にエアコン機器の点検と清掃を承ります。埼玉県や上尾市に比較的近い地域であれば県外でもお伺いできます。見積はもちろん無料です。技術者のスキルは超一流。私が以前、児童クラブ運営事業者だったときからの長いお付き合いです。弊会お問い合わせメールで連絡先をお送りいただければSVシステム社に転送いたします。直接のご連絡も、もちろん大丈夫です。夏前にぜひ、エアコンの点検を!)
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(ここまで、よくぞこの大変長いブログをお読みいただき誠にありがとうございました。少しでも共感できる部分がありましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをお願いします。フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸いです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せください。出典が明記されていれば引用は自由になさってください。)