2023年を「学童保育所運営支援元年に」しよう

(代表萩原のブログ・身辺雑記。なお、本文と猫の写真は関係ありません)学童保育運営者をサポートする「あい和学童クラブ運営法人」萩原和也です。身辺雑記です。2023年が始まりました。本年、どうぞよろしくお願いいたします。

 学童保育にひょんなことから関わりだして十数年。2022年、かねて思い描いていた学童保育所運営のサポートを仕事にしようと歩み出しました。そして2023年を迎えました。2022年11月4日の法人設立から、本日でちょうど2か月ともなりました。

 学童保育の世界は急激に変わりつつあります。本来の目的である「放課後児童への健全育成事業」は、今や少子化対策や自治体の人口増という施策を担う重要な事業となっています。もともとは全国各地でそれぞれ独自の発展を遂げてきた学童保育だけに、運営形式だけをとってみても全国各地でそれぞれのスタイルがあり、この先もそれぞれ独自の発展を遂げていくことになるのでしょう。

 学童保育は行政として制度化されていなかった時代が長かっただけに、保護者や学童保育所職員(支援員、かつての指導員)の善意に頼って発展してきた経緯があります。それは今も、保護者会や職員による学童保育所の運営という形式で色濃く残っています。大規模学童保育所の分離分割に保護者が奔走するというのも、そのひとつです。

 でも、もうそれではいけません。そもそも、学童保育所という「事業」は、子どもの命と健康を背負っての事業です。人の命がかかっています。また、学童保育所で働いている職員の雇用と健康な生活を守ることが必要です。地域社会にしっかりと存在して地域の方々の子育て支援に役立たねばならない使命があります。

 そのことを考えると、もはや、保護者や職員の善意、ボランティアに頼りっきりの学童保育所運営では、無理なのです。万が一の事態が起きたとき、ボランティアの人たちが責任を負うことは、限度があります。では、最終的にだれが責任を負うのですか?そもそも、万が一の事態が起きては困ります。発生しないように努めつつ、健全で安定した学童保育所の運営を、学童保育所の事業を継続していかねばならないのです。

 それはもう、善意に頼ってできることではありません。しっかりとした事業体が遂行するべきなのです。
 任意団体や非営利法人が運営するとしても、その運営手法と運営責任は、しっかりを背負うことが必要なのです。

 わたくしが思うに、「責任をしっかりと負うこと」と「責任をしっかりと負わせること」の双方が、この学童保育の世界は、あいまいになっているのではないでしょうか。そしてそれは、とても危険なことです。

 だからこそ、学童保育所の運営をしっかりと行うためのカタチが必要なのです。運営をフォロー、サポートするカタチも、必要なのです。弊会はそのカタチの1つとして学童保育の世界で貢献していきたいと、思うのです。

 2023年を「学童保育所運営支援元年」としましょう。

 こんなことを思いながら、1月1日午後、自宅から15キロウォーキングをしていました。下に掲載した写真は「初日の入り」となる2023年1月1日午後4時37分に撮影したものです。2022年1月1日にも、同じ場所、同じ時刻に撮影をしていました。日の入りの景色、見た目は同じですが、この1年間、わたくしの境遇は大きく変わりました。学童保育所を支えていきたいという「学童バカ」の挑戦、ぜひ、みなさまに応援していただきたいと思います。

(このブログをお読みいただきありがとうございました。少しでも楽しんでいただけましたら、ツイッターで萩原和也のフォローをよろしくお願いします。また、フェイスブックのあい和学童クラブ運営法人のページのフォロワーになっていただけますと、この上ない幸せです。よろしくお願いいたします。ご意見ご感想も、お問合せフォームからお寄せくださいませ)

2023年1月1日午後4時37分、さいたま市見沼区東大宮の第二産業道路陸橋から撮影した初日の入り